【星山温泉】さようなら…また会う日まで…見た目が完全に廃墟な秘湯!


神奈川県三浦半島の葉山町、ここはいわゆるセレブたちが住む土地の値段がパリピな場所である。


このセレブリティな町に、人知れず営業する【星山温泉】という秘湯があるとの事で、行ってきた。

注意!この温泉は2016年3月で営業を終えました。自分が行ったのは、閉まる直前の話です。



場所はどこにあるの?

.この【星山温泉】前情報では聞いていたが、とんでもなく険しい道のりなので、大きい車とかでは間違いなくたどり着くことはできない。

途中の道。温泉への看板も一切出ていない為、不安が募る中地図だけを頼りに進んでいく。車は空を飛ばない限り進むことは叶わない…

特に目的地周辺の道路の整備事情は酷いものでベトナムのジャングルのような酷道で、写真を撮る余裕すらなかった…笑


これ、冗談と思うでしょ?しかし、星山温泉を紹介するどのブログにも、たどり着くまでが至難的な事が書いてあって笑える(画像はイメージです




秘湯【星山温泉】に到着

.パンクするんじゃないかと怯えながらなんとか到達

.着いたは良いものの、ここは本当に温泉なのだろうか…完全に廃墟じゃないか…

誰もいないなぁと周りを散策すると、先ほど通ってきたジャングルのような酷道からガタンガタンとカブに乗ったおっちゃんがやってきた。

.おっちゃんのカッコいい登場シーン。ていうかノーヘルだ。


この悪路をカブで駆け上がってきたおっちゃんがここの温泉のご主人だ!どうやら、道にセンサーがついており、誰かが来ると分かるシステムを備えているようだ。無駄にハイテクである。ちなみにこのおっちゃん、めちゃくちゃお喋りであった。



果たしてここは本当に温泉?

.ここは果たして本当に温泉なのか疑問を隠しきれずにおっちゃんに案内される。

.
温泉一回(45分)500円と、かなりリーズナブルな値段。

実は、この前日にここ星山温泉に来たのだが、閉業してしまうと聞きつけた秘湯マニアが3人くらい並んでいた。

1人45分 × 3(人) = 2時間15分(待ち時間)

正直、温泉を入る為に順番待ちをするという経験は初めてで、さらに混雑時のスプラッシュマウンテンのような待ち時間の長さに、その日は断念して帰ったが、今回は自分が初めてなのですぐ温泉に入れた。ラッキー♪

.

秘密基地みたいな外見の温泉だ。この道を直進するとすぐ温泉!



お風呂は薪風呂システム!

.おっちゃんが風呂を沸かしてくれている準備段階。


おっちゃん
今燃やしてあったかくしてるからちょっと待ってな〜
おざわ隊長
わかりましたー



.おっちゃんは木材をガンガン燃やしている。木材をかきまぜる木材も燃えているぞw

冬だから良かったが、夏は相当暑そうだ。


.

おざわ隊長
火ってこんな暑いんですね。夏は熱中症とか大丈夫ですか?
おっちゃん
そうだね〜。夏はいつも意識が朦朧としながらマキを汲んでいたねえ
おざわ隊長
わろた
おざわ隊長
そういえば、このマキはどこから用意しているんですか?
おっちゃん
処分に困ってた廃材を業者から無料で引き取ってたんだよ。
おざわ隊長
なるほど

.
無料で仕入れていた木材。薪風呂には欠かせない起爆剤だが、これのおかげで廃墟感に拍車がかかっているのも事実。


.燃えれば何でもオッケー(笑)


おざわ隊長
どうしてこんな山奥で温泉をやっているんですか?
おっちゃん
昔はここはアスレチックを経営してたんだよ。でも客の入りが悪くて結局潰れちゃったんだけど、親父が地面掘ったら温泉が湧き出してきてね!そこからは温泉をずっとやってたよ!
おざわ隊長
親父さんが唐突に地面掘り出したクダリめっちゃ気になる…

.
45分500円。温泉業をやり始めた当初は200円だったそうだが、流石に経営が苦しくなり値上げしたそうだ。
それでも到底やっていけるとは思えない料金設定だが…



肝心の温泉へ

.面白いお話をたくさんして頂き、長々と喋ってしまったおかげで、いざお風呂に入ろうとしたら湯船からもうもうと白煙が!!!

おっちゃんが喋りに夢中になりすぎて薪の加減を誤るというハプニングがあった為である(笑)

全開で水(源泉)を注ぎながら冷ますという贅沢な冷まし方で事無きことを得たが、おっちゃんが言った「ユデダコになっちゃうところだったね」という発言はなんとも笑えた。


気を取り直してお風呂へ

.
お風呂はこんな感じです。カーテンを開けた時はこの3倍くらいの湯気が充満していてボヤ騒ぎどころの騒ぎでは無かったです。


湯加減は少々暑すぎると言ったところか。これは蛇口をひねると16度の源泉が出てくるので、適温になるまでは出しっぱなしである。


お湯はとてもヌルッとしていて、お肌にモイスチャーローションを浸透させたような感じ。すごく良い!!ここの泉質は知る人ぞ知る秘湯らしく、温泉ハンターが息つく暇もなく訪問するとの事だ。




出た後の写真。オケはこんな感じ。外からおっちゃんが薪で沸かしてくれてるわけです。ありがたや…


布が敷いてあるところが着替えどころ。セキュリティ能力はゼロだ。



カゴの後ろには朽ち果てた扇風機。




お肌ツルツルになりました!

.お風呂場に時計は置いてないので、45分がどのくらいか分からなかったが出ると体がポカポカしてるのが分かるくらい芯まで暖まった。



廃墟の壁にはアスレチックだった頃の名残りが残っていた(?)。昔、この中を待合室にしていたそうだ。




なぜ辞めちゃうの?

.

おざわ隊長
今月いっぱいで辞めてしまうと聞いて急いで来ました!なぜ辞めてしまうんですか?

おっちゃん
保健所と揉めてねぇ。どうやら勝手に火を燃やすとダメらしくてねえ

.
確かに…先ほど自分が入っていた温泉だが、はたから見たらどう見ても消し止められた火災現場にしか見えない。

おざわ隊長
やめるの勿体無い気がします…
おっちゃん
これからは年金暮らしで楽して暮らすよ!この温泉は閉業後は自分1人で楽しむよ

楽しくてあったかい時間は、あっという間に過ぎていきました。
おっちゃん、元気でね〜♪


なお、一度湯船に水を張らず空焚きしてしまった事があり、後一歩で山がイオナズンするとこだった事もあるとかないとか…

基本情報

  • 閉業しました。安らかに眠れ
  • おざわ隊長の感想★★★★★「良き場所には、良き人がいる」

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